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コナミ 新社長 大切にしたくない会社

前回、小島事件の話をとてもポジティブに書きました(ソフトの売上に貢献できるでしょうか?)。

今日は、小島監督のライバルとして登場した新社長の話です。

小島事件が、監督のストーリーだった場合、やはり主人公(監督)の邪魔をするライバルが必要になってきます。映画のセオリーですよね。監督は映画の造詣が深いので、ソフト完成間際の強敵出現はある意味セオリー通り……なのではありますが、実際に新社長がそれを承諾しているのかどうかは、一般の人が知る由もありません。

ケースとしては、
(1)新社長もこのストーリーに乗っかっている
(2)新社長は知らないところで載せられている
のふたつが考えられるでしょう。

いや、正確には、
(3)ストーリーなどない
も含まれますね(笑)。

(2)だったら、監督やるなぁと思いますね(笑)。「社内政治に巻き込まれ、苦境に落とされながらも、それを利用して最大のプロモーションを打つ!」かっこ良くありませんか?
別に小島監督のファンではありませんので、ここまで持ちあげる必要はないです。ですが、ちょっと熱い展開に期待しなくもないです。


さて、タイトル「コナミ 新社長 大切にしたくない会社」とあるように、ライバルとしてさっそうと登場してきた新社長ではありますが、ライバルキャラとしては、ちょっと出来過ぎてます。少しプロモーションとしてはやり過ぎです。

投資家に対して、いい顔をしたい気持ちもわかりますが、『スマホの課金で搾取する』という発言は、社会に対して明らかに敵を増やしているでしょう。
廃課金者層は、基本的に何を言われても平気です(ムカつく人もいるでしょうけど)。他人の意見に左右されない冷静さを持っていますし、どれだけお金をかけてもビクともしない資産があります。

しかし、ミドル課金層・ロー課金層は明らかに反感を持つでしょう。出費をやりくりして、課金しているところで『搾取します』と運営から宣言されれば不快に思わないはずがありませんよね。こういう運営者の場合は、廃課金者が売上を支えていることが多いのですが、だからと言ってミドル・ロー層(非課金も)がいなければ良いというではありません。
ミドル・ロー・非課金は、ゲームの中を盛り上げるために必要不可欠な人たちなのです。

ゲームプレイにおいて、プレイヤーはそれぞれの目的を持って参加します。目的はおそらく「満足」に集約することが出来、満足度が高ければ継続率が上がり、低ければ継続率が下がります。これはゲームプレイにかぎらず一般的なお店でもそうですよね(笑)。

(ちょっと話が膨らみすぎて、まとまらなくなってきましたね)


ゲーム会社の存在理由は『娯楽として人に満足を与える事』です。
そして、その対価としてお金を払ってもらうわけです。

コナミの新社長の発言は、一番お客さんが気にしている部分「どう満足させてくれるのか」を無視して、「課金して収益を上げる!」ところにフューチャーして話しているから、炎上してしまうわけです。
小島監督は、新社長がどんな発言するか知っていて、あえて彼をライバルに設定したのかもしれませんね。絶対に「期待以上に働いてくれた」と思ってると思います(笑)。


※ふと書いている途中で、業界の悪名名高いスクエニ和田社長と東芝の話を思い出したので明日はそれを書いてみましょうか(多分)。