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なぜそこまで駆り立てられるのか?

 おそ松さん関連で「松ガール」なるものが、取り沙汰されている。コンビニのおそ松さん商品に群がって、商品だけでなく棚を破壊したり、イベントか何かで近隣の建物(柵とか)を破損をするとか……、あまり良い噂を聞かない。

 しかもその多くが女子だ。
 彼女たちの何が、社会的な倫理観をぶっ飛ばして駆り立てているのか……、正直なところわからない。性別が違うからかもしれないが、なぜ「もの」に執着するのか、執着しなければいけないのかが、理解できないのだ。これは仕方ないことだ。理解したいという思いはあるが、「もの」は所詮「もの」でしかない。いつかは飽きるし、汚れるし、捨てるものだ。何十年も使い続ける人が一体何人いるだろう。

 ほんとうに大事にして欲しいのは、作品を面白いと感じる「自分の感性」である。そして、「面白い作品に出会えた事」=その恵まれた運命を大事にしてもらいたいと、年をとった人間としては思ってしまうのだ。
 面白いものに出会ったことに感謝して、その作品を好きになった気持ちは、何年経っても捨てられないし、その人の人生に深く関わってくるだろう(どんなふうに関わるかは知らないが)。

 グッズを周りに揃えて、それで悦に浸っていると、大事な本質にきづけないように思う。もちろん、若い世代からすると老害的な意見かも知れないが、やっぱり作品を好きになるということは、もう少し作品を大切にすべきではないかと思ってしまうわけで、彼女たちの物欲に任せた行動は、ファンとして「違う」のではないかと否定してしまうのだ。

 ……、難しいところだ。
 作品の楽しみ方は人それぞれ。
「楽しみ方」は違って当然。

 ……、しかしだ。おそ松さんの評価が、別の意味で落とされるのはやっぱりファンとしては悲しい。純粋に、アニメとして面白いのだから、外野の悪評で、作品の評価が落とされるのは納得がいかない気がする。

 若いから盲目なのかもしれないが、もう少し落ち着いて、作品を味わって貰いたい。声優が人気なのかもしれないが、それ以上に奥深く丁寧に作られた「作品」なのだからねぇ。