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グランツーリスモ

どちらかと言うと今回は製作者について考えてみます。

 

グランツーリスモの生みの親は山内氏です。

1に関わったスタッフも言わば生みの親的な側面はありますが、それは出産のときに母親を手伝う医者や医療スタッフと同じで、関係者であっても出産する母親当事者ではありません。ゲームや映画業界においても、同様のことが言えるでしょう。ですから実質的な生みの親は、山内氏になります。

 

彼以外のプロデューサーが、グランツーリスモを制作した場合は、現在のような形にならなかったでしょうし、そもそも生まれていなかった可能性のほうが高いです。それだけ「誰が産むか」は重要になってきます。

 

なぜ重要なのでしょう?

それは山内氏のインタビューを読んだり、彼の経歴などを調べてみるとよくわかります。すなわち彼の車好きあったからこそグランツーリスモは産まれたのです。彼が車好きじゃなかったら、絶対にこの世に日の目を見ることはなかったでしょう。

 

上記、当然のことのように思えますが、ゲームにかぎらず制作をする面においてかなり重要なポイントになってきます。彼の強い主義(好み)がなければ、グランツーリスモのコンセプトとなる、リアリティの追求は果たされなかったはずです。絶賛して気持ち悪いですね。でも、こればかりは仕方ありません。

 

そしてこれがヒットの要因にもつながってくるのです。グランツーリスモは、普段ゲームをしない層にも刺さっています。プロのドライバーや、自動車関係者など、ゲーム好きではない層まで受け入れられています。これこそがヒットの要因なのです。車好きが、車好きのためのゲームを作ったから、ゲームファン以外にも購入され全世界7,000万本を達成できたわけです。

(この理論で行くと、ゲーム好きが作ったゲームは異業種のファンを取り込めないためヒットを出せない(出しにくい)ということがわかりますね。ゲームファンと言うパイの狭いところで勝負しているわけですから、なかなかヒットを出すのも難しいでしょう)