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コナミ 小島監督

一部お客さんからは、小島監督のプロモーションではとささやかれる、コナミの組織改革からメディア露出ゼロの流れ。
正直プロモーションとしては、効果が高いでしょう。こうして、メタルギアソリッドをプレイしたことのない人間もその記事を見て、ソフトに感心を持って色々調べてしまいました。

本人がメディアに登場して、ソフトに対する思いを語った場合、おそらくは一般的なwebのゲームサイトやゲーム雑誌に取り上げられるだけです。ファンであれば、またはゲーム好きであれば、普段からそういう情報媒体に触れているため、いつ頃発売するとか、どんな風になっているとかが分かります。

しかし、そうでないお客さんは、別にゲーム雑誌も見ませんし、ゲーム系の情報サイトも閲覧しません。今回のコナミの人事を絡めた報道のされ方があったからこそ、初めてコナミ小島監督メタルギアの現状を知ることが出来たのです。

次作が最後だなんて普通に生活してたら知り得ないでしょうねぇ……。
もし、本当に次作が最後のメタルギアソリッドになるのであれば、監督としても有終の美を飾りたいと思うのが、人の常です。有終の美=メガヒット。
ゲームファンは買ってくれますから、これまでの販売本数をみて監督はどの程度売上が見込めるか認識しているはずです。それだけでは、満足しなかったのでしょう。


「世界で1000万本売るにはどうしたら良いか?」


具体的にそう考えたのかどうかは、知りません。(騒動に関するポジティブな)憶測です(笑)。

現在買ってくれているお客さん以外に、どう認知させ購入させるかを考えた時、やはり普通に宣伝をしていたのでは見込めない数字だったのだと思います。
これまでのメタルギアの宣伝は、おそらく監督が色んな所に出向いて行ってインタビューに答えるプロモーションや、ウェブを使って実際に語りかける方法を取っていたのではないでしょうか(知らないのでこちらも憶測です)。

表にたってプロモーションした場合の効果と、今回の効果を比較すると、その効果の現れる先が違っていることに気づくでしょう。
前者はニッチ・マニアックなゲームファン層向けにどんどん浸透していきます。後者は一般層・ライト層への周知に効果を発揮します。
ゲームの開発途中段階では、おそらくゲームファン向けの宣伝が効果的です。現在付いているファンを逃さないために、ファン向けのサービスとして展開しているのです。しかし、発売が近づくに連れて、ファン向けのサービスばかりしていても、売上が見込めないことは誰が見てもあきらかですので、大きな方向転換をしなければいけません。

それが、今回のコナミ再編とメディア露出ゼロにつながってくるのです。


※これはあくまで、ポジティブに見た時の話ですが(笑)。