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ごうに従う楽しさについて

ことわざ:郷に入っては郷に従え

 郷(ごう)=郷土や故郷とかを想像すると簡単かもしれません。いなかを指す言葉です。田舎は都会と違って、その古くから地域独自の風習・習慣があります。郷=その土地に行ったなら、その土地のしきたりに従えという意味です。

 これは、広いところで地域を指していますが、学校、会社、小さな仲間内でも適用することが出来ることわざです。
 人生いろんな事を体験すると思いますが、上記のことわざにある通り、郷に入っては郷に従うほうが結構楽しめることが多かったりします。悪い風習もあるでしょうが、それらは自然消滅するでしょうから、多くのケースでは郷に従ったほうが良いと考えられます。


 というのも、
 若い頃は遊園地などで羽目をはずすことに抵抗がありましたが、齢を重ねていき性格の角がとれたのか、思いがけず遊園地などではしゃいでみると、意外と気持ちが高揚して楽しめました。多くの人が遊園地などを楽しめる状況で、こういう事を書くと頭がオカシイのかと見えますが、得てして若年層はそういう斜に構えてしまうところがあるのです(責任転換ですね)。

 年を取ることで、浮かれた状況を楽しめる心の余裕ができたのです。

 今までやってこなかったことや、毛嫌いしてきた友人と話すこと。
 それらも実は「斜に構えている」ことが原因で、避けていたと考えることが出来ます。もちろん、避けるべき友人もいますから、一概にすべてこれが原因といえませんが、何となく苦手と思っている程度であれば、心に角があることで苦手意識ができていると思ってよいかもしれません。


 新しい体験、人間関係含めて、郷に入れば郷に従えの精神を持つことで、精神的な摩擦を軽減できるでしょう。やってみて楽しめなかったり、合わなかったりしたなら、やらなければ良いだけのことです。
 このことわざは「すべてを受け入れろ」と言っているのではなく、フラットな視線と態度で物事に取り組むことの良さを表しているのかもしれません。最初から偏見を持たずに行動する。その結果は、それぞれ事故責任のもと判断すべきなのでしょう。