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ブログです。

大企業病へと集約

 これまで、何度か、悪徳社員や成果の出せないプロジェクトについて単発で書いてきましたが、それらはすべて「大企業病」という昔からある病に集約されます。


 人が多くなることで、悪徳社員の隠れ蓑になる場所が作られる。
 人が多くなることで、巨大なチームがまとまらなくなってしまう。

 10人程度の会社なら、明瞭会計かというとまた別の話ですが、上記二つは大企業ならではの病でしょう。ひとつはガン、もうひとつは風邪でしょうか。
 どちらも、体(会社)には良い影響は何一つありません。

 企業買収や企業成長により、大企業が増え、「大企業病」に悩む一般社員がおそらく多いことでしょう。
 しっかりと仕事がしたい。
 仕事をして成果を出したい。
 そう願っている純情な社員にとっては、頭の痛いタネです。

 実際そういう悩みを抱えすぎた結果、体調をくずすケースが多く見られてきました。イチ個人が悩んだところで、何も解決できません。しかし、真面目だから考えてしまう。純情だから良くなるように行動して、問題を打開したいと考えてしまう。
 これらは悪いことではありません。
 とても尊敬できることです……。本当に尊敬できることでしょう……。

 ただ、相手が悪い。
 どう頑張ってもどうしようもないのです。ガン社員の侵食はとどまることを知りません。自分勝手でバラバラなチームは、自分たちの利益にならないことは絶対納得してくれません。冷静に話しても、怒鳴り散らしても無意味です。
 最初は熱を持って行動していても、いつしか行動が無意味に感じ、考え方が諦めに変わっていくでしょう。それも仕方ないことです。これらは、しがないイチ社員ではどうすることも出来ない問題です。ひたすら、上層部にアラートを上げるしか出来ません(アラートが上がっても気付かれなければ、休職者まみれのブラック職場になるだけです……)。


 この大企業病の問題も、前ブログで記したように責任者が仕事をしていないことで起こります。

 役員=責任者ではありません。
 小さなチームだったとしても、そこには責任者がいるでしょう。責任者の集合にも、責任者がいるでしょう(課長・部長と書いたほうがわかりやすいですね……)。
 その人達が、リーダとしての責任を果たすことでしか、大企業病を治療する手立てはありません。すなわち、大企業病に対して、治療してくれる医者や薬はなく、自分たちの自然治癒力=会社の中にいる社員後からによってでしか、克服することは出来ないということです。