コナン映画（１～８作目まで）

　フールーで過去の１～１７作目まで無料で見れるので、土日を利用して１～８を一気見しました。

　子供の頃？に５作まで見ていたので、前半は復習です。どの作品もスパイスが効いていてとても面白いです。
　伏線の貼り方も印象に残りつつ、ネタとしても好奇心をそそられ、飽きずにエンディングまで視聴出来ました。さらに付け加えると、エンターテイメント性が高く、クライマックスにかけての派手なアクションシーンにはハラハラワクワクドキドキが詰まってます。

　犯人役も、人物造詣がしっかり掘り下げられていて共感を誘う部分もあります。狂気じみていますが、信念があり犯行目的に筋が通っていると感じました。

　ここまでが、５作までの批評です。
　大絶賛ですね（笑）。
　実際に、ごちゃごちゃと理由を説明するまでもなく面白かったです。

　６作は、興行収入がよく評判も良い作品でしたが、教訓じみていてエンターテイメント性が損なわれてました。モチーフ・ネタは面白いのですが、純粋に映画を楽しめるわけではなく、考えさせる作りになってます。
　コナンの性格も作為的な部分があり、一貫性にかけ、別の見せ方があったのではないかと疑問に思うところがありました。
　・教訓じみたとこ
　・キャラの一貫性がなかったとこ
　上記２点を除けば、面白かったと思います。

　７作目、不満と言うか、突っ込みどころが幾つかありましたが概ね楽しめました。
　今作からデジタル処理に変わっていて、背景がハリボテに見えてしまうところが何箇所かありましたね。これは技術導入の初期段階ですから仕方ないと思います。デジタル処理の恩恵？として、一部アクションシーンで３Ｄ処理されている箇所もありました。ここの迫力は、ルパン三世の映画にあるようなハチャメチャ感があって結構楽しかったです。子どもたちは喜んで見るでしょう。
　事件の始まり、トリックもヒキがあって緊張感がありましたね。途中、旅行映画的な描写――有名な建物を紹介するようなシーンが挟まれましたが、これはちょっとエンタメ精神に反してます（いらないわけではないですが(笑)）。
　・工藤新一が出てくる演出が雑
　　→理由と結果は理解出来ましたが、ちょっと強引な印象。
　・クライマックスのサッカーボールを蹴るところ
　　→建物を見下ろせるほどジャンプしたのに疑問（笑）
　取り敢えず、上記２点気になりました。
　物語中盤のアクションシーンは、アニメだから受け入れられましたが、クライマックスのコナンの動きはちょっと違うんじゃないの？という印象。

　８作目、怪盗キッド回ですね。
　宝石強盗を企むキッドとそれを守るコナン。その中で殺人事件が起こる。
　話を聞くと結構面白そうですが、消化不良多数でした。ネタバレになってしまうため、詳しくは書けませんが中心にいる犯人が弱いです。キッドの動きもちょっとあっさり目。ストーリの厚みはそれほどありませんでした。
　反対に、アクションシーンはどれも楽しめました。
　クライマックスの興奮度と熱さは、一見の価値はあると思います。ただ３Ｄで作られた飛行機の動きは、重さが感じられず、もう少し改善の余地ありました。今後の作品に期待ですね。

　５作目までは、思い出中枢を刺激されていたのかもしれませんが、不満はほぼなく楽しめました。６～８作目までちょっとずつ内容が小ぶりになって来てますね。

　今後１７作まで見ますが、もう一度盛り上がってもらいたいですね。