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以下の監督の問題点について考えてみるが・・・

日本にいない人が、外野からごちゃごちゃ言ってくるコト自体、興ざめするという前提のもと、あるドキュメンタリー映画監督の発言を検証すると、やはり一番怖いのは原発よりも何よりも、声のでかい人が怖いです。

 

 

まず、

「下手すると今度こそ日本終わるんじゃないかとビクビクしながらする行為が単なる「発電」ってほんと狂った話だとおもうんだが。命がけで発電。単なるアホです。」

これは、本人も言っている通り、発電という大カテゴリを批判してアホと言っているのではなく、

「下手すると今度こそ日本が終わるんじゃないかとビクビクしながらする行為」に対してアホと言っているわけです。では、上記のビクビクしながらする行為とは何でしょう? これは発電ではなく、原発の再稼働を指しています。1~2個前のツイートを読むとこれがわかるでしょう。

 

しかし、これは監督の主観的な捉え方であり、その再稼働に携わっている技術者がビクビクしながらスイッチを入れているか、直接その場にいなければわかりません。福島原発の事故の時、東京にいた東電の役員たちはビクビクしてたかもしれませんが、現場にいた人たちは、迅速且つ冷静な対応を取っていたという話です。つまりビクビクして行動していたわけではない、ということが推測されますね(これも主観ですけどね)。

 

このビクビクしながらする行為とは、監督が想像力を広げて考えていることであって実際の現場の様子ではありません。ドキュメンタリー作家の割に、主観が入ってくるのはどうかと思いますが、少なくともフラットな思考状態でないことは伝わってきました。

 

ちょっと冷静に考えれば、技術者が何の検証もなく再稼働に踏み切ることはありませんよね。長い期間検証を繰り返した結果、根拠を持って再稼働に踏み切るわけです。もちろん、経営的な理由もあるでしょう。しかし、経営陣に押されたからといって技術者が無理な行動を取ることはありません。

 

また、この監督は、福島の一件が頭に残っていて無闇矢鱈に怯えていますが、不測の事故が起これば、原発じゃなくても危ないものです。再稼働だけが危ない危ないと怯えていますが、そんな事言ったら、火力だって、化学プラントだって、下手をすれば自動車や新幹線、飛行機だってそういう不測の事態が起こったら、危険です。

これは感情のままに怯えているだけで、現実を整理して見てないために視野が狭くなっていると考えられますね。原発も危ないですけど、中国の化学薬品で爆発したのだって危ないです。反原発が一番槍玉に挙げやすいので彼は反原発を唱えていますが、もっと視野を広げれば危険なものはいっぱいあるでしょう。

すくなくとも、もう少し落ち着いて考えることができれば、恐怖に怯えることはなくなるでしょう。

 

  問題1:監督の被害妄想であること。

 

 

この監督の次の問題点は、具体的に物事を捉えられないことです。作家であるため、抽象的な思考は得意なのでしょうけど、妄想癖が激しすぎて、少し常軌を逸しています。その発言が「僕は日本社会が国の命を脅かしてまで再稼動したことを批判しているのであって、働く方々を批判する意図は皆無です。」

 

え、っと……。

 

日本社会?

 

この人は、ニューヨークに住んでいるため、日本を地図上でしか認識できないのでしょうか。日本社会が国の命を脅かしてまで再稼働してるんですか。少なくとも、日本の社会には反原発派がいて、その人たちは必死になって再稼働を止めようとしています。この人達が活動している以上、日本社会が国の命を脅かして再稼働していると言うことは決してないでしょう。

では、再稼働をしようとしている人は誰でしょうか?

電力会社と一部の人間です。総人口の何%になるでしょうか。九州地方の話ですから、一桁%のような気がします。そこに対して、日本社会が~と言うのは、状況を冷静に把握できていないことの表れではないでしょうか?

この手の批判をする人たちによく見られるのは、無闇矢鱈に話を大げさにしたがることではないでしょうか。こういうのを見ると、淡路5人殺害事件の犯人を思い出してしまいます。監督さんには悪いですけど、同じ匂いを感じてしまいます。この犯人も、被害妄想に取り憑かれてかなりやばい人でしたね。

少し落ち着いて社会の仕組みを紐解いていけば、「日本社会が国の命を脅かし手間で再稼働~」などという抽象的な…文学的な表現で、他者を煽るような発言をせずに、本当に批判しなければいけない人たちに対して、批判することができるでしょう。

そう。

 

  問題2:具体的に物事を整理して考えていないこと。

  問題3:文学的な思考により、批判する対象を定められていないこと。

 

批判する対象がしっかりと定められていないために、不要な炎上を起こすのです。職業に貴賎がないとか、元々の話から論点がずれたところで炎上することはなかったはずです。これは、監督が自分の最初の発言をすべての人が理解していると認識しているために、職業の貴賎の話に論点がすり替わったものと考えられます(←眠いのでちょっとあってるかわかりませんけどね)。

 

  問題4:自分の発言が誤解されるということを認識してないこと

 

まず、炎上したときにこの監督が一番最初にすべきことは、批判に対して噛み付くのではなく、自分が誰に対して、何を批判しているのかを具体的に正すことでしょう。それをしなかったために、話の論点がすり替わり、燃え盛っていってしまったのです。