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浪費について

基本的に「遊び」に興じようとすると、お金が必要です。

このお金ばかりを使っている状態で、収入と貯蓄と消費のバランスが消費に偏っている状態のことを浪費と呼びます。

多額のお金を使っていたとしても、その3つのバランスがとれているのであれば、周りから見ると浪費に見えても、そのひとにとっては浪費ではありません(当然ですよね)。

浪費について考えていくと、結局のところ、収入と貯蓄、消費のバランスがどうなっているかというところに行き着くように思いますね。
この浪費の逆の状態、節約に比重があると、貯蓄ばかりに偏っていると、消費が少なくなります。浪費よりも、健全な会計状態に見えますね。

しかし、本当にそうでしょうか?
経済的な理由・問題という意味での疑問ではありません。

消費がなくなるということは、遊びが生活の中に組み入れられない状態となります。
もちろん、お金を使わないで遊ぶことが出来ますが、ここでの遊びは、人間の生活の中にある冗長性のことを指します。機械でも家でも、完璧な設計ピッタリとした組み方をすると、少しの計算ミスでその機会が動かなくなってしまいます。そうならないために、設計や組み立ての段階で、若干のゆとり=冗長性を残します。

コレと同じで、切り詰めすぎても、ゆとりがなくなり将来に対しての精神的・肉体的な健康が損なわれる状況に陥る場合があります。お金をどれだけ貯蓄しても、老後は、精神と肉体の健康が何よりも大切になってきますから、それが損なわれるのは、ほぼ貯蓄がない状態と同意義と捉えても良いかもしれませんね(大げさですが)。

節約しすぎと、浪費の将来に対するリスクは、どちらも同じくらい問題があります。
遊びで精神的なリラックスを作るのも大切ですし、貯蓄で健全な家計を守るのも将来のリターン(老後の安心)を確保できるでしょう。


これらのことを踏まえると、消費・節約ともに、それに寄る現在のリスクとリターン・将来のリスクとリターンを比較して、バランスの良い計画でお金と運用していくことが、大事ということになりますね。