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クライアントと下請け

下請けにもちゃんと権利があるので、クライアントの命令を必ずしも、完全に聞き入れる必要はないです。

しかし、工数的に無理というのに、クライアントの仕事のやり方にケチをつけてくるのはお門違いです。

詳しく言うと、クライアントの仕事のやり方が悪く発注が遅れたため、納期に決められた個数を納品できないとします。

この場合、出来ない理由の主題を、クライアントの仕事のやり方に問題があるということに焦点を当てて、出来ないというのは単純にケンカを売っているだけで何の生産性がありません。賢い経営者であれば、そんな事しませんよね(笑)。

普通の感性を持っているなら、個数/時間(1時間でどれだけ生産できるのか)を踏まえて、出来ないことを伝えるべきです。その際、残業した上でどの程度できるのか、残業した場合の追加費用はいくらかも伝えるべきですね。

クライアント側に無理と伝えるなら、どこまで出来るのかを踏まえた上で、相手に考える余地を与えるべきです。それもせずに、出来ませんの一点張りで、挙句の果てにクライアントの仕事のやり方に文句を言ってくるのは、不健全な思考ですね……。

下手をすると取引を打ち切られても仕方ありません。

そもそも、クライアントは自分の仕事のやり方に問題があることは分かってます。下請けに問題を指摘されるまでもなく、改善しなければいけないことを知っています。
ですから、クライアントが聞きたいのは、下請けの愚痴ではなく――、
 「どこまで出来るのか?」
 「費用はいくら増額するのか?」
この2点だけです。


こういう論点をすり替えて、理論的に話せないところは、企業として成長しないですね。
少なくとも、取引先として、もう見限らざるを得ませんし(笑)。