バカッター君
数年前ほどではないが、今もツイッターで馬鹿げた画像をアップする人が見られる。
流行っていた時から、現在に至るまで、バカッター騒ぎのたびに「どうしてそんなことをするのか?」と何度も調べているが、納得できる答えは出ていない。
自己掲示浴なのか、それともお笑い芸人がネタを披露するように、一発ギャグのつもりなのか……。
アップした結果として、自分の感情と、見た人の感情のふたつの結果がある。
1)自分の感情
・私かっこいいだろ……
・俺面白いだろ……
・それをやっている俺すげえ……
⇒平たく言うと、他者からの承認欲求と優越感を
画像をアップすることで得ているのではないだろうか。
上記を踏まえて、見た人の感情をざっと見てみる。
2)見た人の感情
・面白い→承認
・不愉快→優越感
・すげえ→承認
バカッターになるのは、ツイッターが公共の場ではなく、うちわだけのものと思っていることがあげられるが、その根底には知り合いにその画像を見せたいという願望がある。
なぜ見せたいのか? と言うと、素直にそれによって、自分がやった行為を見て承認されたい、優越感を得たいと心の底で求めているからに他ならない。
ボーリング場の店員を土下座させた動画をアップしたのも、その行為を面白がった末ではなく、土下座させている自分たちを承認されたい、優越感を得たいからという理由があったからである。
こんなことでしか満たされないのか? と呆れる部分もあるが、人それぞれ事情があるのだろうから仕方ない。
どちらにせよ、この幼稚な行為で犯罪の取り締まりができていたのだから、被害者は救われるだろう。晒されたことの心的外傷は大きいだろうが……。