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幕末モノ

前提:「自分が楽しんでいること」に夢中になっているだけ。


一過性のブームに乗るように現れるファンとは、自分たちが楽しんでいることに夢中になっているだけで、わりと周りにいる本来のファンや一般人に迷惑をかけることが多いように見られます。

最近の例では「とうらぶ」のゲームのグッズ販売を、池袋のアニメイトで実施したさい、近隣の住人に対して迷惑をかけたという話がありますね。

・長蛇の列(これはルールを守れば迷惑ではない)
・奇声
・騒音

前もって記載しておくと、オタクの一部には自己中心的に楽しみ方をする熱狂的な人がいる、というだけで、全員がそういうわけではありません。
※そもそもこの前置きを書かなければいけないオタク事情もどうかと思いますね。五十歩百歩という言葉、どんぐりの背比べと言う言葉を知っていますか? と言うレベルです(笑)。


彼らがなぜ熱狂しているかというと、簡単にいえば、それによって社会に認識されたいという欲求を持っているからにほかなりません。好きなことに熱中している自分自身を、熱狂することでアピールしているということ。すなわち、赤ん坊が泣いて気を引こうとすることと同じなのです。

グッズ購入で、奇声を挙げる必要はどこにもありません。
おそらくは、一緒に来ている人や、回りにいる人に対してのアピールなのでしょう。


ちと整理しましょうか……。
なぜ奇声を挙げることが、アピールに繋がるのでしょうか?
「○○があたった!」
「□□が外れた!」
「△△だった!」
これは、周りの人間と自分の位置を決めるための発言です。
例えば、友達が欲しかった○○を当てたとします。自分は□□だった。この場合、外れたことを静かに悲しむと惨めになってしまうため、笑いに変えようと? 外れたことをネタにしようと大きな声を出すのです。

しょぼくれると、友達が同情するでしょう。もしくは貶すでしょう。そうなる前に、自分で自分の位置を規定する。それが奇声を挙げるメカニズムになります。反対に欲しいものがあたった場合は、他人への優越感のために、これも奇声を発することで他人へアピールします。

ひとりで買い物しにいって、はっちゃける人が少ない理由と一緒ですね。ひとりなら他人の目を気にせず自分本来の感情にひたれるでしょう。行列の中で見られた騒々しさは、他者への自己顕示欲から現れたものです。


どちらの場合も、自分から楽しんでいるのではなく、楽しんでいるように演じているだけですね。もしくは、楽しんでいる自分と他者を比較して、楽しんでいるとも言えるでしょう。
だからこそ、楽しむ媒体を頻繁に変えることが出来るのです。本当に好きになると、ずっとそれを追い求めてしまうのが人間です。
定着せずにブームに乗って次から次へと興味を変えていくことは、夢中で楽しんでいる自分に酔っているだけです。それが悪いというわけではありません。単にブームとは誰かが作ったもので、それにマッチングした人が熱狂する、と言うメカニズムがあるだけなのです。