fbi LOG

ブログです。

個人∽家族∽会社∽国家∽連合

 物事には、すべてにおいて類似性=相似性がみられます。
 国家というものを考えるにおいて、おそらく身近な会社や家族(家計)に置き換えてみると、どうして契機が変動するのか、金融緩和や経済成長が必要になってくるのか、理解しやすいのではないでしょうか。

 例えば、家族が増えてくると、収入を増やさなければ現在の生活を維持できません。働き手が、父親だけはまかないきれなくなると母親もパートに出たりしますね。
 これは会社でもおなじで、人が増えてくると、仕事を増やさなければ会社を維持できません(会社の場合は、人を増やすことが、事業拡大の見通しがあったうえでのことですので、若干家族と順序が変わってしまいますが、収支上は相似性がみられますね)。

 国家も同じです。現在は人が増えていませんので、家族と同じではないと考えられますが、働けなくなった人が増えたと言うところで、父親母親=働き手の負担が増えています。


 上記はすべて仕事にまつわる類似ですが、景気も同じです。
 家族の中で、働き手の収入が増えると、出費が増えます。外食も増えますし、子供にたくさんおもちゃを買い与えるでしょう。これは会社、国家でも同じです。ボーナスが出たり、社会保障が充実したり……。
 反対に不況になると、家族で起こることは、会社、国家でも起こりえます。ただ個人・家族と会社・国家で違うところは、会社はリストラしてシェイプアップできることと、国家は、お金を自ら発行して景気回復を図れることでしょう(違う見方もあると思いますが)。


 景気、仕事の面で相似性がみられるということは、その役割においても、相似性があると考えられます。
 総務・経理・法務などなど会社・家族で考えられることは、当然ながら、国家でもみられます(当たり前ですが、あえて書いてます…)。政府・日銀・裁判所などなどがそれです。

 国の動きがどういう状態になっているかニュースをみてもわけがわからない時は、家族や、会社に置き換えるとその動きが読めてくるでしょう。初手ではそれでよいのです。深く知りたければ、また別に知っていけばよいのです。
 自分の知識の範囲内で、始めるとすれば……と言う観点で、相似を使えば理解できなかったものも理解できるようになるかもしれない。ということでし