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NHKのネット配信による受信料の徴収は、ネット文化を冒涜するファシズムである

news.livedoor.com

 

NHKのネット配信による受信料の徴収は、ネット文化を冒涜するファシズムである。断固として反対すべきことだし、決して許されざる行いではない。日本だけでなく、ネット文化を形成する、世界各国に対する恥さらし行為であると強く言えるだろう。

 

受信料を払いたいとか、払いたくないとか、瑣末な議論ではない。
ネット文化が発展してきた歴史を一切無視した身勝手な振る舞いであるということに対して、強く批判し抗議したいのだ。

 

ネット上にあふれているものは、基本無料という大前提がある。
そして、有料のコンテンツは、無料コンテンツと明確に線引し、お金を払わないユーザは一切そのコンテンツを利用できないようになっている。有料コンテンツは、強固な鍵が掛けられ、無料ユーザの侵入を一切拒む。

 

ちょっと考えればわかるが、無料であるコンテンツは、拡散され多くのユーザが活用できる。これに対して、権利者が権利を主張し、拡散したユーザやコンテンツを利用したユーザに対して裁判を起こしお金を徴収しようとする。こうなった時点で、そのコンテンツは無料ではなく有料となり、それまで使っていたお客は一切利用しなくなるだろう。

 

逆に考えればネットに公開して、権利を主張するのであれば、無料で配信してはいけない。ネットはだれでもアクセスでき、だれでも拡散できるメディアである。だれにでも見えるところに、放置しておきながらこれは有料だから、アクセスしたらお金を払えと言うのは、詐欺以外の何物でもない。アクセスすることにお金がかかるのであれば、それを事前に告知し承諾させなければならないだろう。

 

NHKのしようとしていることは、これよりもさらに悪どい。前時代的なワンクリック詐欺よりも、ファシズムな考え方を持ってお金を徴収しようとしている。民主主義国家において、ネットに無料で配信し、スマートフォンを持っている人は誰もが受信料を払うべきと言う法案を作ろうとしているのだ。

あまりにもネット文化をバカにしている。

 

これら行為は押し売り強盗と全く同じだ。

勝手に人の家に布団を置いて、お金を払えと言っている。これは犯罪行為以外の何物でもない。

ネット上の支払いは、

  支払い→コンテンツの利用

が原則である。

  コンテンツの利用→支払い

はあってはいけないし、もしその場合は「この先は有料」と掲載しなければいけない。ただ流したから、スマホを持っているから使用料を払えというのは、少し考えたら押し売りの図式と全く変わらないことがわかるだろう(TV放送も同じ形式ではあるが、今回はその議論ではないので割愛する……)。

 

何度も言うが、無料で配信したものは、ネットでは無料だ。

有料で配信するなら、無料ユーザが見えないように鍵をかけ、契約した人だけが支払う形態を作らなければいけない。


NHKがおろかなのは、偽善者ぶるところだ。
お金がほしいならお金がほしいと素直に言って、税金で受信料を賄うべきなのだ。スマホを持っている人から徴収するのと、税金で徴収するのに何の違いがある?
国を挟んでいるかいないかしか、違いがない。
そんなものは自分のエゴでしかなく、どちらも国民が支払っている大切なお金ということには変わりない。

 

今回のニュースは、受信料を支払う支払わないという問題ではない。ネット文化に対して自己中心的な法律を押し付けようとしていることが大問題なのである。
ネットのコンテンツ産業に対する完全な宣戦布告、見下した行いであると、痛烈に批判する。政治家の天下りや汚職によって、ネット文化が穢されないことを切に願うばかりである