fbi LOG

ブログです。

FF6のドットについて

おそらくドット絵だから、3Dだからと言う理由で、FF6をプレイするということはないでしょう。

理由が見つからず、なんとなく「ドットの当時最高の美術だから、FFF6が素晴らしい」という言い訳で取り繕う。でも、実際はドットだからプレイするということはないですよね。

 

なぜFF6をプレイするのでしょう?

すなわちドット・ストーリー・音楽など総合してFF6を体験するために、プレイするわけです。紙芝居的な演出で、自分の感情が揺さぶられる体験を味わいたいからです。これは料理の味付けと同じです。薄味が好きかこってり味が好きか……、例えばラーメン屋で1代前のおやじさんの味付けが好きで、今の店主の味付けは合わないと評価するのと同じですね。

ゲーム産業・業界の中で昔の味付けが好きだというと、何故かクリエイターやプレイヤーの一部から懐古主義だと批判されるわけですが、自分の好きなラーメン屋の店主が変わった時を想像すると、納得できるところがあるのではないでしょうか?

人間の趣向など極論なのです、1か0かでしかありません。昔のゲームが好きなら、昔のゲームをプレイすれば良いだけです。今のゲームが好きなら今のゲームをすればよいだけです。それは個々人の趣向の違いであって、どちらか一方を中傷して良い理由にはならないでしょう。

手前勝手か主張をすれば、RPGであれば昔のドット絵がちまちま動いているのが楽しかった。プレイし終わった後、頭の中でイメージが膨らむ感じや、キャラクターの表情を想像する楽しみありました(この楽しさは実際のプレイ中は、気づきにくいことですけどね)。レースゲームや、ガンシューティングであればPS4クラスのハイエンドの方が没入感があって面白い。

上記のふたつは、プレイする目的が違います。前者は想像する楽しさを求め、後者は没入感を求める。目的が違うのですから、見た目(表現のされ方)も違ってきますよね。これは、RPGで没入感を求めたい人は(例えばFF14など)ハイクオリティのゲームをプレイすればよいだけです。善悪・良し悪しと言う判断基準は個々人の裁量に委ねられているわけですよね。