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ブログです。

優位性を渇望するな

馬鹿になったり、恥をかいたりしていいんです。

ダメ人間で結構!

 

生きていると、どんな場面でも、他人に対して優位性を持ちたくなります。

学校、会社、地域(国もね)……。人は自分が一番最下層に位置したくないために、自分より下の人間を見つけて蔑む生き物です。

過去差別を受けてきた穢多非人などがその最たるもの。彼らがいるからこそ、一般人はどんなに劣悪な環境でも、自分よりも下がいるから安心できるのです。

 

しかし、それは非常に歪んだ精神です。ただ歪んだ精神だからと言って、それを否定することはしません。それがあるのが人間なのです。そういう気持ちを持ってしまうのが自然なこととして、理解した上で、他者から馬鹿にされたり、恥をかいたりすることをすべて受け入れられるようになったほうが、柔軟で公平な思考を手に入れることができるでしょう。

 

自分を馬鹿と認めることで、馬鹿になりたくないと言う不要な思考を取り除くことができます。恥をかきたくないということも同じ。自分の気持ちに正直に素直に生きていくことが出来るでしょう。

 

多くの炎上は、自分の優位性を示すために起こります。他者の行動に対して、不要な怒りを感じ、自分よりも下の人間と陥れようとする意識が働く。リア充や、ドキュンのしていることに対する批判と憎悪は、自分への規制のフラストレーションからくるものです。犯罪を憎む気持ちも、極論を言えば、犯罪をしていない自分の優位性を確かめるために憎むのです。

 

犯罪者を許すと言う行為ができないのは、犯罪者が出所して自分と同じように生活することに納得がいかないからです。犯罪者は自分よりも下の生活水準で生きてほしいという思いがあるから、絶対に許せない。