ローグギャラクシー DC (1)
PS2アーカイブスにて購入。
早速プレイしてみましたが、クソゲーと名高いだけあって、色々と残念たところがありました。しかし本作、技術レベルは当時としてはかなり高いところにあります。
普通に遊んでいるとまったく気にならないところまで、丁寧に作りこんであります。
残念なところは以下。
・ストーリー
・ユーザーインターフェース
・ゲームバランス(ライトユーザーお断りと言ういう意味で……)
・マップの広さ
バトルや、グラフィックの世界観の構築は、PS2でありながら先端を言っていますね。ほぼすべてのマップ移動とバトルがシームレスにつながります。
PSのRPGだと、街に入るたびに読み込み……、街の一区画から別のところに移動するところも読み込み……、バトルに入るのも暗転して読み込み……。
今のゲームでも、この暗転して読み込みと言う画面遷移を使っているゲームがたくさんありますね。
読み込みが遅いと、何度切れたことか(笑)。
本作ではそれがないのです(もしかしたらアーカイブスだからかもしれませんが(笑))。
ユーザーが気づかない裏で読み込みを走らせ、イライラする待ち時間を感じさせない作りになっています。
これに紐づく形で、マップの造型もとても良く出来ていますね。
各惑星ごとに特徴があり、見た目の驚きが有ります。
プレイしているとマップから「壮大」または「荘厳」な世界観を感じることが出来ます(褒めすぎですかね(笑))。
ステージの長さが「べらぼうに!」長く、プレイしているとどうしても途中でダレてしまいますが、ある意味惑星を旅している感じが出ているかもしれませんね。
意図的に長くしているのかわかりません。おそらくは一部設計ミスもあるでしょう。しかし、長くそのステージを走り回ることで、惑星を旅している「感じ」が刷り込まれるのは、おそらくプレイされた人ならよくわかると思います。
(明らかに長すぎ……というところも多々ありますけどね!)
おそらくプログラムのテクニックが高く、シームレスですべてをつなげるという主題があったため、マップ班のデザイナーがプランナーの制御を無視して作りまくったのではないかと思います。
「あいつがここまで広いマップを作ったなら、俺はもっと広いやつ作ってやる!」
というような対抗意識ですね(笑)。
遊びとしても、いろいろな残念な部分がマイナス点になっていますが、正直「残念だけど面白いよね」くらいの評価だと思います。素直に人に進められるかというとちょっと難しいです(だからヒットしない)。
ユーザーインターフェースが使いやすければもう少し楽しいのですが……。
いろいろと残念です。
いいところもたくさんあるだけに(笑)。