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著作権 人権 金銭

地域によって著作権の考え方が違います。

著作権があるということは、大抵の国が認識していることですが、それに付随する価値観が以下のふたつに分けられて考えられています。

 ・人権にかかってくる
 ・金銭的な損失にかかってくる

日本は著作権侵害はその著作者の人権侵害に掛かりますから、基本的にはどんな場合でもコピーはNGとなってしまします。
しかし、アメリカ・イギリス(ヨーロッパもかな?)などでは、著作権侵害と人権侵害がイコールで結ばれておらず、著作権侵害したことによる著作者の金銭的損失のみが取り上げられます。
そのためコピーしたとしても、著作者に金銭的損失が発生しなければ、特に罰則を受けることはありません。


どちらが良いか? ではなく、その国の価値観が違うということですね。

日本にいる場合は、基本的にはコピーすることで著作者の人権を侵害していると捕らえられているため、コピーに対する批判は厳しいです。イラストのトレースなどはまさに弾劾されていますね。
これは日本にいて仕事をしているのですからある意味仕方ないと、コピーを控えるしか無いです。

しかし、アメリカないしイギリスに行って、トレースをした場合――現著作権者に金銭的損失が発生しない限りは自由にトレースして商売をしても良くなります。


ツイッターの写真を売る事例がありましたが、これは写真をアップした人が、個展を開くなどしていれば金銭的損失を受けましたから、著作権侵害として訴えることが出来ますが、アップした人でそのような使い方をする人は殆どいないのでしょう。
ツイッターの写真を売る」というビジネスを考えられた人だけが、それを商売に出来るため、これは写真をアップした人の金銭的著作権侵害に当たらないと考えられるわけです。

国が違えば、いろんな考え方があるということでしょうねぇ。