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性衝動

 女子遺棄事件とコンクリート事件を何となく振り返ってみると、10代20代のうちに、以下に性衝動をコントロールできるようになるかが、その人の人生が転落するか、幸福になるかの分岐になるように見えました。

 性本能の赴くままに享楽にふけることも、性衝動で痴漢行為や強姦、下着泥棒、覗きなどをすることも、一瞬の快楽でしかなく、長い目で見れば人生に悪影響を及ぼす以外のものではありません。それがないと、繁殖しませんので、必要な衝動です。しかしコントロールされてない衝動は、ただの暴走でしかありませんね。

 性衝動に翻弄されることなく仕事や勉強に打ち込めた人は、基本的に大成します。
 衝動をコントロールすることが、ビジネスの場においていくつかの強みとなります。仕事をしていると、落ち込んだり、凹んだり、辛いことがありますが、それらに打ち勝つタフさを得られるでしょう。さらに感情をコントロールできるため、どんな状況にも冷静に対応することが出来ます。我慢強さも、仕事をしていく上では重要なファクター。チャンスが来るまで腐らずに仕事に打ち込むには、我慢しなければならない時が何度も来るでしょう。


 性犯罪者の再犯率が高いというのは、この衝動のコントロール機能が低下しているか、低レベルのどちらかです。自分を抑えることが出来ないのです。

 普通の人も、魅力的な人を見ると性的な興奮を覚えます。それは恋愛をする上でも、だいじなものです。ただ健常者と異常者の違いは、それで身勝手な行為に及ぶことはないということです。理性によって、自分自身がちゃんと規制されているのです。美人だからセックスしたい――強姦するという飛躍は起こりえません。その前に自分を磨いて魅力的になって口説くところから始めますね。
 そういう論理的な思考(……至ってふつうのコトなのですが……)を持てないばかりに、犯罪者は犯罪を犯すのです……。

 更生させるには、この衝動のコントロールをさせることが重要です。
 反省させればいいというわけではないです。どれだけ奉仕活動をさせても、自分をコントロールするすべを知らないものは、犯罪行為を繰り返します。