CEDEC2015日野さんの講演について
やっぱりこの講演の記事を読むと、異業種のスペシャリストを引き込みつつ、過去のヒット作を順張りすることで、ヒット商品を創りだしていることがわかりますね。決して、日野さんだけの力だけで回しているのではなく、自分ではわからないところは、専門家を巻き込んでいるのです。
レイトンでは、タコ先生。
漫画家には小学館先生……。
決して、レベルファイブだけの企業努力でヒットを飛ばしてないことが味噌ですね。任天堂やソニーのように大企業でない分、ゲーム以外の分野に秀でている人を会社内に取り込むのは難しいのかもしれません(ゲーム会社にかぎらず、人件費が企業の中で一番大きな割合を占めますからね)。
これは、以前からブログの記事に書いてきたように、グランツーリスモの山内さんや、リズム天国のつんくさんのように、遊びの核となる部分をあえて日野さん以外の専門家に取りまとめ?てもらうことで、商品のポテンシャル・秘めた力を出しているのです。
この仕事のやり方は、ゲーム業界以外の分野でも役に立ちますね。
わからないことは専門家に聞けばいい。自分自身が無理にそれを覚える必要はない。予算管理だけして、出来る人にできることをやらせる。そう言えばカーネギーも同じことを言ってましたっけ? 結局ヒット商品を生み出す秘訣は昔から変わってないのかもしれませんね。