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ブログです。

コナン映画(16作目)

見ました。

名探偵コナン 11人目のストライカー


何でしょう。散漫としていて、ちょっと集中できませんでした。今作では、サッカー選手が声優として参加しています。三浦知良も出ていました。特別サッカーファンというわけではありませんので、特に感想はありませんが(笑)。

犯人の動機で、サポーターのマナーの悪さが原因とありましたが、これは納得できますね。サッカー好きってどうしてあんなうるさくって、一部ではありますが人間的に塵な人が混じっているのでしょう?

さて、話をコナンに戻します。


15作目から、監督が変わったせいで毛色がガラッと変わってしましました。好みはあると思いますが、1~7作目までを担当したこだま兼嗣さんの時代が一番ストーリーのクオリティは高いですね。8~14作目までを担当した山本泰一郎は、結構大掛かりなセットでのアクションが好きだったらしく、脚本家が柏原寛司さんの回以外はクライマックスでの派手なシチュエーションが目立っていました。

2代目の監督は、最初の方は下手くそでしたが後半の12~14作目は成長が見られました。遅咲きで5年位かかりましたね。お話がまとまっていて且つ説得力がある映画を作れるようになっていました。

たぶん3代目の監督である静野孔文さんも、つまらないのは仕方ないんだと思います(笑)。
14作目同様、お話に説得力がなく、ストーリを引っ張っていく芯のない映画になっていました。一応爆弾テロがお話を動かす歯車の役割をしているのですが、惰性で回っているだけです。お客さんも登場人物たちも、ただ事象に淡々と付き合わされるだけで、引っ張られるような面白さは感じられませんでした。


今作も「ドンマイ!」と言う感想にしておきます。
最初はだれだって下手ですから、今後面白くなっていけばよいのです!
(ただ、沈黙の15分徐々に興行収入が増えているのが気になりますね。話は面白く無いのですが、観客の動員数は伸びています)


さて、この静野監督の特徴は派手なアクションシーンでしょう。
こだま監督が総合的に評価できる堅実なエンターテイメントとすれば、2代目は派手なシチュエーション。一応、監督ごとに特色が変わっているのがわかりますね。とにかくコナンがスケボーやスノボで人間とは思えないアクションシーンをこなします(そこが全体の演出の質を下げている原因でもあります)。

監督の持ち味は活かしつつ、全体の筋を通すようにすれば、良い作品が生まれることでしょう。反対に、自分の持ち味に呼出してアクションシーンばかりに力を入れると、タダの凡庸な監督出終わってしまいます。これは本人の意識で変えられるので、この先の作品がどう進歩するのか楽しみですね(笑)。

とにかくスケボーの演出は前作も今作も「やりすぎ」で食傷気味です。それが好きな人もいるかもしれませんが、全体の演出を考えるともう少し減らしてお話の密度を上げたほうが良いと思いました。