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人材

優秀な人は、頭の回転が早くアウトプットが整理されてます。
しかし、優秀な人だけを集めたチームだと逆にうまくいかないことが多々あります。本当におかしな話ですが、優秀すぎることがジレンマになっている様子です。

足を引っ張り合うというわけではありません。互いに協調し、前向きにプロジェクトを進行して、成果を出せなかったのです。

これは優秀ゆえに、そして優秀な人が集まったがゆえに起こる低パフォーマンスが原因です。端的に言えば、50%の力でも仕事が進み、その人の100%の力を発揮する機会が失われている、ということです。

能力値がバラバラで、個性的なチームの場合はどうでしょう?
チームと個人の欠点を補わなければいけないため、それぞれ100%の力を発揮しなければいけない状況に置かれます。この状況はチームのメンバー全員が認識し、行動に現れます。
トータルの能力値を測れば、優秀な人を集めたほうが高くなりますが、実践ともなると、どうしても優秀であるがゆえの「無意識の怠慢」が出てしまいます。

よく言われることですが、チームを結成するなら、ひとり欠点になるような人物を入れるべきです(ちょっと言い方は悪いですね)。欠点を持った人間を補って、成果を出すために他のメンバーが一所懸命になります。これにより、100%の力を発揮した仕事ができるわけです。
「わざわざ、欠点を持った人間を入れたほうが良い」とも読み取れますが、そうではなく人を選ばないことで、最高のパフォーマンスを出すことを目指したほうが良いということです。

人事部が躍起になって高学歴の人間を採用しますが、ビジネスは学歴では推し量ることの出来ないものを取り扱っているということを改めて肝に銘じるべきかもしれません。ただ、人を採用するさい、明確な基準というものがありませんので、学歴というものを引っ張ってきたくなることも、理解できますが……。