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無駄な仕事 赤字になる仕事

会社が大きいことと顧客への信頼を失わないため、長年成果が出せてないプロダクションがずっと走っている。

人件費が1人月約80万と過程し、平均150人の大規模プロダクションで試算した場合、毎月1億2000万円の諸経費が掛かる。これが1年で14億4000万円。これを10年続けたとしたら144億円人件費がかかるということになる。
(以下、計算しやすくするため、プロダクションは10年続いているものと仮定する)

144億円をかけて商品を開発し、いったいどれだけ回収できるのだろう?

単価が1万円で1万個売れた場合、1億円の売上となる。
爆発的にヒットして144万個売れて、144億円の売上。
単価をもう少し落として8000円にすると、回収するためには……180万個の売上。
さらにさらに安価で売って購入者数を増やすとなると……単価5000円288万個売らなければいけない。

これは計算を簡単にするために、かかる人件費と売上のみで計算しているが、商品を作るには、工場や材料費などがかさんでしまうわけで、実際にはもっと多く販売しなければいけない。国内のみでは回収できないため、海外への商品展開も視野に入れなければいけない。


はっきり言って、これは投資ではない。


会社がお金を使うのは、商品を作って、利益と損失を相殺するためではない。利益を出すために、お金をかけて商品開発をするのだ。
この無意味な投資に対して、株主も監査もなにも言わないのは、その機能が働いてないことを指すのだろう。やりきれない。責任者は、成果が出せないせいでプロダクションを外されたが、今なお会社に救って利益を貪っている。

妄信的な信者が会社にいるというのはやはり考えものだ。