露出過多から
ものや娯楽にあふれている都心に住んでいても、関心のないものには接する機会がない。
その中でも、特に若者向けの娯楽には、若い時からほとんど接することなく生きてきた。理由は、ちょっと危ない感じが、肌に合わなかったこと。酒に酔っ払った人間がたくさんいるところには、トラブルがつきものだ。そういうものからなるべく身を守るべく(保身すぎるが)ほとんど近づかなかった。
先日、「めちゃイケ」で岡村さんたちがクラブでDJをする様子を見た。
その時、初めて、クラブというものがどういうものかを知った。半狂乱じみていて、まさに「娯楽」という感じだった。
その番組の中で、演者よりもひときわ目立った格好の素人がいて、何度もカメラに収められていた。カメラマンもカメラ映えすると思ったのだろう。確かにその素人は周りよりも特徴的で、「胸元が大きく開いたピンクの服を着た金髪の女」とひと目見ただけで、記憶に残ってしまう姿をしていた。
やはり、そう言う娯楽施設(?)には、派手な半裸の女が似合うのだろう。偏見かも知れないが、激しい照明の中において、とても場に馴染んいでいた。音楽に合わせて飛び跳ねると、胸が上下に揺れる。視聴者の――特に男性の目を釘付けにしたことだろう。
何の目的で、そんな服装を着ているのか? と若干疑問に思ったが、場所が派手だから、むしろ普通の格好よりも気分が盛り上がるのだろうと勝手に納得した。
ここからは連想だが、街中、会社などで見かける露出方の女性は、一体何を考えて露出しているのだろう?
おそらくは、ひと目を気にして、露出しているのだと思う。
それは男性の目線、女性の目線関係なく、自分がこう見られたいという願望があって、そう見られるように服装を選んでいる。単純にそれだけなのだ。
もちろん、性的な魅力を振りまくことで、得をすることもあるだろうから、それを狙って胸元を露出している場合もあるだろう(あえてどんな得があるかは書かがないが(笑))。
まぁ、どちらにせよ、男性の視線は基本エロ目線になっているという事実は変わらない。悲しいがこれはサガなのだ(笑)。