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偏見

AKBに対する偏見は、承知している。

握手会や、CDの売り方などについては、正直なところどうでも良い。
「音楽」として聞いてみると、結構面白く感じるのは、おかしいだろうか?

音楽番組で聞くと、もしかしたら聞き心地が悪いかもしれないが、iTunesや、CDの音源で聞くと、結構よかったりする。
中には好みに合わないものもあるかも知れないが、詩・リズム・表現法など、挑戦的?なものもあり、多くの人に受けたのも何となく理解できるのではないだろうか。

歌が下手という意見もあるかもしれない。
これについては、なんとも言えない(自分の要求水準が低いためだ)。

しかし、作詞・作曲の内容は、もっと評価されても良いのではないだろうか。
余計な装飾(握手会や、売り方)で惑わされている部分があるが、作詞・作曲……総じて歌だけを見ると、ベテランが作っているだけあって、何度聞いても飽きにくい作りこみがされているように思う。

あえて、AKBをネタに使わせてもらっているが、彼女らを批判している人の話を聞くと、音楽に対してではなく、彼女ら含めそれに関わっている人とファンを批判しているように聞こえた。素人が歌っているというのは聞くに堪えないという意見もあるが、それは元々のコンセプトがそれであるから、批判の的にするには、ズレている。

アイドルを目指している素人、というコンセプト?が根底にあって、それで音楽活動をしているのだから、歌が下手という批判は、的外れなきもする。だって「素人」ですから……。
それに、まだ若いのだから、どんどん上手くなっていく、可能性はある。ダンスだってお遊戯かも知れないが、それが悪いのだろうか?
テレビでやるものだから、お遊戯レベルではいけないのだろうか?

見せられて不愉快になるのであれば、チャンネルを変えれば良い。
これらの批判は、自分が嫌だと思うものがヒットしていることで、優位性を維持できてない(?)ように無意識に感じることが起因している。簡単に言うと、縄張りが脅かされているから、批判するのである。

しかし、それらは、やはり、偏見である。
自分の無意識に価値観がねじ曲げられている偏見である。

まぁ、偏見を持つことは悪いことではない。そこで議論を交わすことは刺激的だ。