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コザキさんのこと 著作権 ガンホー

(思ったことを書きます)

コザキユースケさんがパズドラで描いたイラストがきっかけで炎上しているそうです。

ちょっと内容をさらってみましたが、パズドラのお客さんはクレームを言う人を間違えていますね。
おそらく、子供が描いた人に突撃しているだけでしょうが、それはお門違いです。コザキユースケさんには一切責任はありません。


なぜだか分かりますか?


コザキユースケさんや、ソーシャルゲーム界隈のキャラクターイラストは基本的には、著作権を含めて、買い取りとなることが普通です。後々描いた人が権利を主張すると会社側が自由にそのイラストを使うことが出来ないため、契約の上で、著作権を譲渡する旨を承諾させます。

パズドラで実装されたイラストは、イラストレータとしてコザキさんが紹介されていますが、彼のものではなく、著作権を含めてガンホーのものとなるはずです。
作品のクオリティの責任をイラストレータに取らせるのはお門違いというのがわかりますよね?

そのクオリティで権利を買って実装したのは、ガンホーです。
イラストの全責任は、ガンホーが引き受けるべきなのです。

お客さんが突撃しなければいけないのは、ガンホーであり、コザキさんでは決してありません。仮に、著作権が残っている契約になっているならば、コザキさんに文句を言うくらいはしてもよいでしょう(つまり売上に応じたロイヤリティを貰っているならば……と言う話です)。しかし基本は買い取りという通例の中においては、そのような異例な対応はなく。コザキさんの成果物への検収ガンホーが行い、納品と著作権の譲渡と引き換えに正当な報酬が支払われているはずです。
(関係者ではないので、一般的な話になりますが……)


今回の件、コザキさんは本当に真摯な対応をしたと思います。
お客さんのクレームに対応して、現著作者のガンホーに対して修正の打診を依頼したのですから……。
本来はあってはならないことですね。
どれだけイラストに愛着があっても、言うべき相手を間違えているという点において、やってはいけないことです。


この炎上の一番の問題点はガンホー/パズドラにあります。
本来であれば、コザキさんにクレームが来た場合、間にガンホーが入らなければいけません。イラストレータを守るということをせずに、放置してしまった事。これは許されることではないでしょう。

イラストにOKを出したのは誰ですか?

ガンホー/パズドラです。

イラストの責任はOKを出し、今の著作権を持っている(ここは曖昧ですが)ガンホー/パズドラが、「コザキさんにクレームを入れるのはお門違いだからやめてくれ」と真っ先に間に入るべきです。
これは発注している側の責任でしょうね。

漫画バクマンでもありましたよね。編集者が、漫画家を守るシーン。アレと今回では権利関連で関係が違いますが、個人が矢面に立たされた場合は、会社が守るべきではないでしょうか?
クリエイターと、その恩恵を受けている企業側との関係のあり方が問われますよね?