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メディアダンサー

バレンタインデーや、クリスマス、ハロウィン……などなど、日本には楽しみな行事が盛りだくさんです。

しかし、日本のそこかしこで、それらを疎ましく思っている人たちもいます。
例えば、恋人がいないクリスマスは寂しいから「リア充爆発しろ」と思っているような人たち。バレンタインデーでチョコがもらえず・あげれずにに「リア充爆発しろ」と思っているような人たち。

楽しんでいる人はもとより、上記のように楽しんでいない人たちも、その行事に翻弄されて感情と本能に波風を立てています。これらの人は、メディアが流したリズムに乗って、踊り狂うメディアダンサーの称号を与えてよいでしょう。

基本的には、バレンタインデーもクリスマスも、ハロウィンも、春の卒業旅行も……企業側が商品販売の戦略としてCMを打ったことから始まっています。
企業側は、ありとあらゆる手段を使って、商品を売ろうとします。

例えばバレンタインデー。年中商品のCMを打つよりも、バレンタインデーだけに絞って大量のCMを流すことの方が、CMにかけた金額に対して売上比率が格段に良くなります。
わかりやすく言うと、なんでもない日にチョコのCMを見てもなにも思いませんが、バレンタインデー近辺でチョコのCMを見るとその商品に興味を持ちやすく、購入意欲が高まりますよね。

CMを年中放送すると、莫大な金額がかかります。費用対効果を考えると、大企業でもあまりいい出費とは言い切れません。ですが、その金額を2月上旬だけに集中させて、どのチャンネルを回しても自社のCMが流れる状態にしたらどうでしょう?
これは……洗脳されますよね(笑)。

上記、企業の戦略に乗って楽しむことは、別に悪いことではありません。
人は、使いドコロを教えてもらわないとなかなか行動できない臆病な側面を持っています。
「いまここで商品を買うんだよ」
「感謝の気持をチョコで伝えよう」
そう言われると、思わずそうかと思って行動してしまいます。


メディア乗って踊る場合は、踊っていることを自覚してリズムに乗るべきでしょう。
そうでなければ金をばらまく振り付けをさせられるだけです。